『QRTenpu』 →ダウンロードページ(Vector)
CSVデータからQRコードが添付された帳票を発行する業務支援ツール
【概要】
仕入伝票の入力など紙面からデータを入力するような場面で2次元バーコードによる一発読み取り入力を可能にするための、データ発行側用の専用帳票生成ツールです。
当ツールに取込むまでのCSV書式には最低限のルール(複数行のグループを1つのQRシンボル内に納めるためのルール)が有りますが、生成されるQRコードの内容は実質フリーフォーマットです。

このプログラムは、
槻 誠三氏作成のQRコード表示コンポーネント TQRCode Version 0.7に大きく依存しています。
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an003597.html
(バイナリコード制御関連で一部修正を加えています)
図1
・図1:メインの画面です。
CSV(テキスト)ファイルを取込むと、先頭項目が数値の行を有効行として取込みます、先頭項目が数字でなかったり空行の場合はスキップします。
シンボルの有効文字数や表示サイズは手動で調整しなくてはなりませんが、設定内容は保存されますので、運用が軌道に乗ればファイルを取込んで「帳票印刷」のみで発行できます。
ちなみにこの例で取込んだファイルはこれです。[サンプルデータ]
CSVデータが大きい場合取り込みに時間が掛かります。中断したい場合は画面上部の「キャンセル」ボタンを押します。
取込み表示画面上では内容の編集はできません。
図2
・図2:印刷のプレビュー画面です。
プリンタのマークのボタンで印刷になります、デフォルトでは通常使うプリンタに印刷します。
QRシンボルの精度やサイズは、プリンタと読み取り機器の性能に大きく左右されます。
印刷には高精度dpiのレーザープリンタを推奨します。
読み取りのための2次元バーコードリーダーに関しては、仁義上デンソーウェーブ社製品を推奨します。
実に味気無い地味な帳票イメージですが、文句言う人も居ないでしょうし…
【詳細】
・先頭項目(行番号)の制御により伝票データなど複数行を1グループにまとめられます。(1行1シンボルで良ければダミーに「1」とか付けてもらえれば毎行別グループになります)
・シンボル画像だけを作るのではなくそのまま帳票にしてしまうので実務上は手間が少なく済みます。
・データを物品に同梱して送る必要があるなど、データとデータ以外の連携が必要な場面での利用を考えております。データだけで良ければCSVデータをメールで送れば済む話なので…
・CSVデータの作成に関しては既存システムの管理者にお願いするしか有りませんが、最近のシステムではCSV吐き出しが簡単に行なえるものも少なくないかと思われますが…(そうでもない?)
【その他】
QRコード読み取りのテストはバージョン16程度までしか行なっておりません。(私の携帯のQR読み取り能力がその辺りまでなので…)