HSPプログラムコンテスト2006にて(株)秀和システム賞を受賞した作品。
ショートコンテスト部門の作品の為、画像や音楽データは用いられず、HSPの既存命令のみで作られています。

シールドを張り、それを敵に当てて吸収するという独特なシューティングとなっています。
ゲームオーバーになるまでの耐久形スコアアタックシューティングゲーム。

◆ストーリー
2165年、人類の夢であるワープ航法が誕生。
そしてその力を用いて、飽和状態であった太陽系を脱出する人類が相次いだ。
2179年、オリオン座のベテルギウス植民地が太陽系連邦から独立、以後ベテルギウス独立国と名乗る。
そしてベテルギウスの後を追うように数多くの植民地が独立するようになる。

時は流れ2222年、まだ手付かずだったわし座のアルタイルから突如半物質エネルギー体が多くの惑星へと射出され始めた。
その半物質のエネルギー、「闇」に触れたものはたちまち腐食し、その力で20以上の独立国が破壊、もしくは消滅させられた。

破壊が始まって二週間後、南十字座のアルクリスが破壊されたとき、全周波数のハイパーウェーブ通信帯に次のメッセージが送信された。
「我らは最終兵器バンク、進化しすぎた生物たちを殲滅する為に作られた機械である。人間は殲滅条件に当てはまった。よって殲滅される。」バンクがいつ、どこで、誰によって作られたのかは人間には分からない。何故ならば、それは人類発生以前に作られたものだったからだ。だからそれが宇宙創造の神の鉄槌なのか、先史文明の遺産なのかも、分からない。

そしてまた新たな破壊が始まろうとしたとき、どこからともなく一機の戦闘機が現れた。それは対最終兵器の為に先史文明の生物たちが作り上げた宇宙船であった。その名はフォトン。闇を破壊・吸収するシールドを生み出すことの出来る対最終兵器である。あなたはそのフォトンに今乗っている。フォトンと共に遥かな過去にコールドスリープで眠りについていたあなたは今目覚め、戦いへと往くのだった。

宇宙の命は、あなたの双肩にかかっています。

精神力と、集中力の戦いが、今、始まる。