本ソフトウェアは実験のデータから理論式に対する係数を求めたい場合、または文献に乗っている数表、グラフ等より技術計算用の近似多項式、補間多項式を作成したい場合、等に利用するためのソフトウェアです。

　y=a0f0(x)+a1f1(x)+...aifi(x)+...
　での形で示される関数において、与えられたデータの組 (xi, yi)から、各係数 ai の値を計算します。

　式は以下の2つのタイプから選べます。

(1)近似式: 通常はこちらを使用します。各fi(x)の関数をあらかじめ与えておいて、aiを計算させます。理論式、経験式等から関数の形がある程度分かっている場合に使います。得られる式は、必ずしも与えたデータの点の上をとおりません。使用できる関数は、PI, + , - , *, / , ^ , MOD, DIV, min, max, cos, sin, sinh,cosh, exp, ln, log10, log2, arctan, sqrt, absを組み合わせた関数です。
(2)補間式: 与えられたデータの点のすべてを、必ず通過する式を得る時に使用します。得られる式は、(データの数−1)の次数の多項式です。この場合、近似式で使用できる様々な関数は、使用できません。
　本ソフトでは、Renate Schaaf、Alin Flaider、StefanHoffmeister氏らによるフリーの構文解析ソフトコンポーネント
　TPaser10を使用しています。
　本ソフトの計算アルゴリズムはWilliam H. Press他著 NUMERICALRECIPES in C(技術評論社刊)をそのまま使用しています。(プログラムソース自体は、尾崎がObject Pascalに書き直しました。)

　Ver.1.01Jから、数値ではない、x,yデータは無視するようにプログラムを変更しています。