「RAT」という名前の由来は「Raw Archiver into Text」もしくは「aRchiving cAT」です。また、rat、unrat等のコマンドの総称は「RATS」といいます。
ratは、簡単なアーカイブ機能を持ったcatです。指定したファイルの内容を 標準出力または指定したファイルに書き出します。
catとの違いを2つほど挙げます。
後でファイルを復元できるよう、タグを付けます。
バイナリファイルや、テキストでも指示した場合は、uuencodeします。
ratの出力は基本的にASCII TEXTなので、 InternetのメールやNetNewsの記事にそのまま含めることが可能です。 また、内容の可読性を持ったアーカイブファイルとしても利用できますが、 タイムスタンプやファイルのパーミッションは保存されません。
アーカイブファイル名は任意ですが、その拡張子としては「.rat」を推奨します。 これを「RATファイル」と呼ぶことがあります。
unratは「RATファイル」のタグを読み取り、その内容を然るべきファイルに書き出します。
生田昇さん作成の mime_plsを 利用すると、MIME Base64 encode/decodeをサポートします。 |