☆ポケコンでも音楽を楽しみたい!
全国の工業高校生や一般の方が保有するSHARP製のポケコン。
このポケコンでBEEP音を制御して音楽を奏でることができることは、多くの方が知っています。
しかし、音楽データを作ることは非常に根気が要る作業となります。
資料を片手に、 『10 BEEP 1,49,150』なんて、永遠に打ち続けるのも難しいものです。
そこで登場したのがこのソフトの前進である『ポケコンBEEP音楽教室』です。


☆もっと操作性をよく!
しかし、前進である『ポケコンBEEP音楽教室』は、非常に操作しづらいものでした。
すべてマウスでの操作となるわけですが、これが意外と難しいもので、一度操作をミスるとそれまでというものでした。
そこで考えられたものが、『MMLを変換することによって、手軽にデータを作る』ということでした。
人間に覚えやすいMMLなら、今まで以上に簡単にデータを作ることができると考えたのです。


☆OMPとの出会い
とは言ったものの、なかなかいいアイデアが思いつきませんでした。
ある日、KS-WorldのBBSに御茶目菜子さんが書き込みをしてくださいました。
たしか、KS-Worldのコンテンツに『BEEP音楽館』を作る計画が持ち上がったときだったと思います。
OMPは『Ochame's Music Plugin』の略で、ポケコン用ゲームに音楽を組み込むことを前提としたシステムで、
コンパクト、シンプルな設計でポケコンのBASICにおける最高水準のプラグインではないかと思います。
「このMMLを使用してBASICデータに変換できれば、手軽になること間違いない。それに、ポケコンだけではなく、
Windows上でOMPデータを再生できれば、OMPデータの普及は間違いないだろう」
そう考え作ったのが『ポケコンBEEP音楽教室2(仮)』(Pocke'con Beep Music Studio Version 0.1α)です。
このバージョンでは、とりあえずWindows上でOMPの再生ができるというものでした。
その後、正式名称を『Pocke'con Beep Music Studio』(以下PBMS)とし、
Version0.3αでOMP⇒BASICリストの変換が
可能となりました。