目的関数
目的関数とは,実測値と数値解のずれの大きさを表す指標です。
目的関数の式は多段流出法の種類により異なりますが,表現を一般化した式は次のようになります。
B:パラメータベクトル(最適化するパラメータの組み)
M:目的関数に用いる測定項目の数
j : 測定項目番号
i : 時間番号
nj: 測定項目 j の測定点の数
σ2j: 測定項目 j の分散
p*j: 測定項目 j の実測値
pj: 測定項目 j の数値解
いずれの場合も測定項目1は積算流出量です。
テンシオメータ使用・同時型:M = 3
測定項目2はテンシオメータの読みです。
測定項目3は実験開始時と実験終了時のカラム平均体積含水率です。土壌水分保持データを追加した場合は,その圧力水頭に対応する体積含水率も加えます。
数値解はそれらの圧力水頭を土壌水分保持曲線に代入して得られた体積含水率とします。
テンシオメータ使用・個別型:M = 2
測定項目2はテンシオメータの読みです。
テンシオメータ不使用・同時型:M = 2
測定項目2は実験開始時のカラム平均体積含水率です。この場合,n2 = 1 となるため,σ22は0.1×θとします。
土壌水分保持データを追加した場合は,その圧力水頭に対応する体積含水率も加えます。
数値解はそれらの圧力水頭を土壌水分保持曲線に代入して得られた体積含水率とします。
テンシオメータ不使用・個別型:M = 1
逆解析に用いられる測定項目は積算流出量のみです。