「詳細設定」ダイアログボックス
ここでは空間増分や時間増分に関する設定を行うことができます。空間増分,時間増分ともに小さいほど真の解に近づきますが,計算時間やメモリも多く必要となります。デフォルト値(予め入力してある値)は,精度と計算速度のバランスがとれていると考えられる推奨値です。
土壌水分移動の数値解析に関して,ある程度の知識と経験をお持ちでない場合は,変更されないことをお勧めします。変更する場合は以下のことに留意してください。
空間増分(要素,差分格子の厚さ)に関する設定
計算速度を高めるには,空間増分を一様とせず,急な勾配の生じる部分では小さく,急な勾配の生じない部分では大きく刻むのが得策です。ESTIMSでは空間増分を上端要素が初項の等比数列で与えています。
上端要素の厚さ
デフォルト値より小さくしても精度はそれほど向上しません。
下端要素の厚さ
デフォルト値より小さくしても精度はそれほど向上しません。
時間増分に関する設定
計算速度向上のため,時間増分は修正Picard法の反復回数が5回前後となるように自動調節するようになっています。
初期時間増分
デフォルト値はやや小さな値となっていますが,初期の下端圧力水頭切り替え直後における急速な水分移動を正確に解析するためには小さな値が無難です。とはいえ,デフォルト値よりも小さくしても精度はそれほど向上しません。
最大許容時間増分
下端圧力水頭切り替え直後における急速な水分移動を正確に解析するためには小さな値が無難ですが,デフォルト値より小さくしても精度はそれほど向上しません。