ニキシー管時計の製作 / Nixie
tube Clock
このニキシー管時計はDC170Vを扱いますので、製作する場合は感電に注意してください!!
この製作記事や回路図・プログラムはすべて自己責任で利用してください!!
前からニキシー管に少し興味があったのですが、ある日職場に来られていたエンジニアの方がニキシー管表示のレトロな測定器を使用していたのをみてハートをガッチリ鷲づかみにされました。
独特な光と、数字が変わるたびに奥行きも変化するのがとても楽しいです。
他の方がホームページで公開しているニキシー管関連の情報を元に作りました。
機能は現在時刻表示だけです。
時刻合わせはパソコンとCOMポートをつないで自作プログラムで設定します。最初だけ設定が必要です。
あとはズレが気になったときにまた時刻合わせしてください。
RTCを電池でバックアップするので電源を切っても時刻設定は飛びません。
材料の調達
ニキシー管 |
某オークションで良心的価格にて入手 |
電源部 |
自分で作るのは自信なかったので某サイトにて購入 |
ニキシー管ドライバIC(74141) |
電源と一緒に某サイトにて購入。互換ICのK1551ID1でもOK |
その他もろもろ |
PICマイコンやいろいろな部品は秋月電子の通販や大阪日本橋の部品屋さんで |
ケース
無印良品で見つけたアクリル製小物入れを利用
上蓋とフェイス部分はホームセンターで買ってきたアクリル板を加工
フェイスの銀色部分はアルミ板を貼り付けてます。これもホームセンターで貼り付けできるのが売ってます。
あとアクリルの角材2mm*1m。上蓋の引っかかり部で使います。
あると便利な工具など
電動ドリル:ケースの穴あけ加工に。安いのは1500円位で売ってます。アクリルは硬いので手動ドリルはつらいです。
アクリル用接着剤:強力接着かつ見栄えがよく仕上がるらしいので買った。確かにそのとおりでした。500円位。
材料費で1万円くらいかかってます。
はっきり言ってケース加工が一番大変でした!全体工数の7割ほどかかった気がする・・全部現物合わせって大変。
その次に大変なのがニキシー管の配線です。端子多いんだよコンチキショー\(*`∧´)/
回路図とPIC16F877Aのプログラムはおいときますのでご自由にどうぞ。
間違ってる箇所やバグがあるかもしれませんので、全て自己責任で。
プログラムはmikroCで作ってます、Hexサイズが2k以下なので体験版を落としてくれば編集とコンパイル可能です。ライブラリやヘルプ、サンプルプログラムが充実してるのでとっても良いPIC用コンパイラだと思います。
回路図 / Circuit
PICのHexとソースコード / PIC
Program
時刻合わせ用のソフト RTC Adjust (C#ソースコード付き) / PC
Program
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正面より
台座は小物入れのあまった
引き出しです |
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斜め上 |
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上空より |
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デバッグ中&ケース無し
この状態で長期間放置プレイでした
ケース作るのめんどくさかったから |
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LCD無いとデバッグしづらいですね |
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スパゲティ(苦行の証)
でもこの配線気に入ってます
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ニキシー管ソケット部の配線はポリウレタン線つかってます。
時刻はRTCの精度に依存していますので、1週間で5秒くらいのズレがあるようです。
常時PCと接続しておきスタートアップで時刻合わせすれば、結構正確に使えるでしょう。
パソコンの時計もNTPで合わせないと意味ないですが。
初めて実用的なもの作りました。お気に入りです。
私がレトロなニキシー管に興味を持ったように、数十年後の電子工作好きは蛍光灯や電球に興味を持つのでしょうか?
LED灯が普及していればですが・・・ブラウン管とかも??
動画はニコニコ動画にアップしてます。
Youtubeにもアップしました。
ニコ動見てるとFPGA使いの人たちはスゴイですね。特A級の腕前です。
あんなレベルに達するには趣味では不可能な気が・・・道は果てしないです。(>_<)