Qflex for Windowsは臨床現場での薬物使用を想定し、経口投与、急速静脈内投与、点滴静注の3種投与経路における薬物動態モデル(1-Compartment Model)を組み込んでいます。
Qflexの特徴は、この経口、静注、点滴静注の各投与ルートに対して、投与量、投与間隔、点滴速度、点滴時間をそれぞれ自由に設定、組合わせ可能としたことにより、実際の医療現場で実施が想定される複雑な投与スケジュールに、柔軟に対応した薬物動態をシミュレーション可能な機能を持つ点です。
さらにシミュレーション結果をグラフ化する以外に、時間軸をスキャンすることにより、その時間に対する濃度値を計算~G疋表示する機能が最大の特徴です。
付加的な機能として、一部の薬物については母集団解析から得られた平均クリアランス値の計算式を組み込むことにより、クレアチニンクリアランスの値を入力することで、シミュレーション時のクリアランスを算出する機能も組み込んいます。
また、対象となる薬物の血中濃度データがある場合にはシミュレーショングラフ上に実測値としてプロットし、さらに実測値と計算された推定値との比較をすることもできます。 |