ワイルドカードに対応していないコマンドでワイルドカードを使えるようにする補助ツールです。以下のような特色があります。また、応用次第でちょっとしたファイル検索、ファイル操作ツールにもなります。
・環境変数対応
・ファイル名置換マクロ搭載
・コマンドのオプション指定が可能
・サブディレクトリの再帰的検索
■使用例
・ wild "sort /r < $f > %temp%\$x" *.dat
カレントディレクトリの *.dat を次々に逆順ソートして %temp% ディレクトリへ同じファイル名で出力します。実際のコマンドラインは、
sort /r < aaa.dat > g:\temp\aaa.dat
sort /r < bbb.dat > g:\temp\bbb.dat
...
のように展開されます。
・ wild -r del a:\*.bak
A ドライブ内の拡張子 .bak のファイルをすべて削除します。
■ソースについて
Cのソースを添付してあります。あまりきれいなソースではないですが興味があったら見てやって下さい。一応 TurboC++4.02 と LSI C-86 試食版でコンパイルできることを確認しています。
■変更履歴
1998.06.12 Ver1.34
◎Bug Fix: $F、$D マクロが正しく展開されないケースがあったのを修正。
◎Bug Fix: LSI C-86 でコンパイルした実行プログラムでディレクトリの再帰処理時にスタックオーバーが起きるのを修正(-k'-s 5000')。
◎LSI C-86 用に makefile作成。 |